笑われマスク

ああそうさ。確かにこのマスクはでかいさ。
でかく作り過ぎたと思っているさ。隣席の後輩男性社員もあまりのでかさに
失笑していたさ。

そもそもマスクの役割とは菌の進入禁止、及び、自身の菌の放出防止で
あるからして、でかいマスクは推奨されこそすれ失笑されることはなかろう。

だいたい、”マスク”を伴う語句には”イケてる”雰囲気がつきものである。

マスクメロン、しかり、甘いマスク、しかり。
でかいマスク、何を恐れることがあろうか。
ああでかいさ。間違いなくでかいさ。
1枚の100均布巾が2枚のでかいマスクに化けたさ。
そう言えば、かつてサッカー日本代表主将だった宮本選手は、鼻を骨折した際、
黒いマスクを装着して試合に出場していたさ。あのマスクは、当時しばし話題に
なっていたものさ。

そんなわけで、結局何が申したかったかと申せば「マスクが完成した」という話
であった。

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