三十代の某女優さんと同じく三十代の某女優さんがお召しになっていたポンチョが、
非常に”オトナ可愛く”、
アラフォーの当方も、”プリティーアダルト”に挑戦したくなり、
黒いポンチョをネット購入してしまった。
寒さまっただ中の12月初旬のことである。
当方、まだまだオトナになりきれておらぬ、と感じたのは、到着したポンチョを試着
したときである。
通常、肩掛けトートバッグにもリュックにもなる2wayタイプのバッグで通勤している
当方は、持病の負担を軽減させる為、ほぼ9割方リュックとして使用致しておる。
つまり、腕が出せぬポンチョはリュックが背負えぬということである。
迂闊であった。浅はかであった。
アラフォー人生を生きてきて、そのようなことも分からぬなど、オトナの風上にも
おけぬ。
そんな未熟なオトナが、プリティーアダルトを目指そうなど、十年早うござった。
が、ダテにアラフォー人生を生きて参ったわけではござらぬ。
これまでに数々の苦難を乗り越えて、ここまで年齢を積み重ねてきたのでござる。
迂闊で浅はかな自身を、何とか乗り越えねばならぬ。
リュックが背負えぬならば、とりあえず、自転車で近所の買い物に行く時に着用
致そう。
そう考え、年末、自転車で15分ほどの距離にあるダイソーに参った。
迂闊であった。浅はかであった。
このポンチョは、途中に手が出せる穴があり、そこから手を出して自転車のハンドル
を握っていたわけだが、穴から出た手首が風にあおられ、寒い、冷たい、凍える。
そんなことさえ想定出来ずに、ただただオトナ可愛く見えただけでポンチョを買って
しまったオトナになりきれていない自身にほとほと愛想が尽きる。
が、このようなときこそ、これまでのアラフォー人生の経験と知恵を生かす絶好の
機会でござる。
故に、寒くて冷たくて凍える手首を保護するものを作れば、万事解決するはずである。
そこで、昨年のお正月、勢いで購入してしまった毛糸の福袋に入っていた、
初心者には高ハードルとなる↓のもじゃもじゃ毛糸を使って、防寒具を編み始めた。

進捗については、ちょこちょこと報告させて頂きたく存ず。
オトナ可愛い見た目に流されて買ってしまったポンチョと言い、福袋の誘惑に負けて
買ってしまった毛糸と言い、
<それを買ったことで、その後それをどのように活用するのか。
ちゃんと使いこなせるのか>
という思考が、当方にはどうやら欠如しているらしい、というのが、
今更ではあるが、2013年の”初気付き”である。
よって2013年は、<冷静になってオトナの買い物をする>
を目標に致すことを、ここに宣言させて頂く。
個人的な決意を書かせて頂き、恐縮でござった。
早いもので、あと1日しかお正月休みがござりません。残り一日を、充実して
過ごそうと思っております。